FF12
うっかりクリアしてしまった。
思ったとおり、ジャッジ・ザルガバースはいい仕事をする奴だった。
彼の今後に期待したい。
どうやら物語のテーマは「復讐なんてやめて未来を生きようぜ」だったようだ。
帝王が書くとなぜかチープに聞こえる。何故だ。
核兵器を手に入れた亡国の皇女 VS 信仰を捨てヒューマニズム復権に燃えるマッドサイエンティスト
という構図は大変帝王好みだし、結末も納得できるものだった。
しかし、自爆テロに走るパレスチナの若者を納得させるだけのパワーは無い。
というか、彼等はFFなぞやらないであろうから、ここはやはり戦後を生きる日本人としてみるべきか。
力なき者としての汚名を受けながらも、復讐の連鎖を断ち切り、先に進めるほどの確固たる自分、そしてそれを支えるプライドと信念を人は持ちえるものなのだろうか。
答えとまでは行かずともヒントはもらえたような気がする。
とても良いストーリーだった。
FF史上、というかこの手のRPGでは最も良いといっても過言ではなかろう。
難を言えばあれだけ超かっこいい、空賊バルフレアが22歳と言うのはあんまりだ。
あんな22歳認めません。帝王は。