金持ちのイメージ

Richesse

って、みんなはどう?

形容詞じゃなくて具体例。


例えば、戦前の成金が「玄関が暗い」とか言って100円札に火をつけて、
「おお、明るくなったわい。ぶひー」


とかやってる光景は『まんが日本の歴史』でも一、二を争う有名なシーンだよね。


以前、帝王は「テレビがハイビジョン」とか言った所、「発想が貧困」、「ていうか貧乏?」、「君には遠い世界だよね」、「(冷笑)」、「史ね」等、罵詈雑言とも愛情表現とも受け取れる生暖かい言葉の数々を受けて、はにかんだ記憶があるよ。




全てに嫌われて笑われる方が無視されるよりマシな様だ。( MAGLOCK ,『ある哺乳類の一日』より)




そんな経験から帝王は話題がなくなると、この質問を人々に投げかける癖(へき)があるのさ。だからと言って今話題が無いわけじゃないぞー。書いてて気付いた無自覚的レトリックの妙。



なんか、田舎出身の子とかは、

「風呂が4つある」

「お気に入りの旅館が経営破たん→自分の庭に建物を搬送」

「妙に焼き物に詳しい」


とか、なかなかリアルなことを言ってくれるよね。都会だと金持ちは隠れてるから見つけにくいよね。単に帝王の地元が貧民窟(言い過ぎ。普通の商店街です)だというだけのことかな?




何も帝王は本当に金持ちが何してるかを知りたいわけじゃないんだ。ブルジョアジーがどうとか、赤いこと言いたいわけじゃないんだ。




お金を稼ぐことが、ともすれば人生の目標にもなりうるこの社会に所属する人は、
「もしも金が唸るほどあったら何をするか」という事を常に意識しておく必要があると思うのさ。手段と目的を取り違えない為にね。



赤いって?君がそう感じたとしたら、それは彼らが帝王っぽいのさ。もういいや。



まあ、そんな感じで、我が家に帰宅して家人に聞いたところ



父:保留(質問の意図に気付いた)
妹:家が床暖房(兄と同レベル)
母:食後二時間に渡りかぼちゃの馬車から深海パーティーまで飛び出すストーリーを聞かされる(途中、数度に渡り大統領という言葉が聞き取られた)



家族構成という結構レベルの高い個人情報を流出させるほどのネタだったかは分からないが、皆さんの心の中には何が残りましたか。