・・・・・。

fields and blue sky

馴れ合いが嫌だって言うから控えるつもりだったんだ。


でも、こんな釣られてるんだか餌なんだか、青年らしい苦しみの単なる自己放出なんだか分からない魅力的な記事を見せられたんじゃ帝王はついついキーボードを連打してしまうよ。魅惑の雌猫だね、君の日記は。

近づけば逃げられるのが分かってるのに愛らしさに惹かれて近寄っていってしまうよ。
もちろん、君の言ってる発言の内容が愛らしいわけではない。

哲学に限らず、何かに道を見出そうとするものが一度は通る道なのではないだろうか。もちろん君は一度も通る気は無いのだろう。哲学を見限るわけでもなく、最初から没入などしていなかったのだろう。だからこそ優秀なんだよな、君は。


あ、でもタイトルが「哲学科学生の駄目日記」か。


難しいな。


帝王は学生時代こんな風に思っていたよ。


自分は哲学科の学生だから、もちろん勉強をしています。でも、そんな大した者ではないのです。いつも自分の知識の無さを恥じているんです。でも知識はあるんです。ひけらかすのは馬鹿のやることなんです。どちらかと言えば僕もファンタジーあふれる一般的な哲学科の学生と大差ないといえば大差ないのです。でも僕は僕を相対化しているから違うのです。でも僕は相対主義者は嫌いなのです。人に相対化を強要するのはクズのすることなのです。でも真理があると思ってるわけではないのです。いや、あるかも知れないと思っているのです。でも語れるわけではないのです。でもその言い方は嫌いなのです。馬鹿みたいだから嫌なんです。倫理です。でも倫理は糞なのです。何かを本当のことだと思い込んでる人たちが嫌いです。馬鹿みたいなんです。彼等は本を何冊読んだとかそういうことでしか計れないのです。でもそんなの馬鹿みたいだから嫌なんです。努力は尊いのです。でも僕の心は努力を舐めているのです。舐めているから努力出来るのです。でも努力を人に見せびらかすのは馬鹿のやることなのです。だから僕は本を読むのです。楽しいから本を読むのです。そうやって何かに至ろうとして愚行を繰り返す馬鹿どもを超越するのです。哲学は芸術なのです。でもそんな言い方は嫌いなのです。文学は本当にうんこです。哲学も文学ですがそんなことは微塵も思っていません。ですが何かの言説に当てはめようとするとそういう言い方になってしまうのです。だから語らないのです。語った瞬間に屑になっていく思索を見ることが耐えがたい苦痛なのです。物質が何で構成されていようが、人の認識がどうなっていようが興味は無いのです。ですが興味を持ったのです。何故、何、何のために、そんな言葉の数々が僕の思考を形作る枠を形成していくのです。耐えがたい苦痛なのです。時間がどうであろうと空間がどうであろうと内観の純粋形式として等価であろうと知ったことではないのです。そうやって枠組みを増やし減らすこと自体が愚の最たるものなのです。しかし堕落を遠ざける為であるならそれは歓待されるべきものなのです。しかし、真理にいたるとか、発展するとか、進歩するとか、そういった見返りを求める馬鹿をこそ殺さなければならないのです。



どう思われるんだろうな。



哲学科出身の帝王はやっぱり哲学が好きだと思われるのか、それとも自分が軽く見られるのが嫌で何か書かなきゃと思っていると思われるのか、でも書いたら書いたでもっと軽く見られることを恐れている馬鹿だと思われるのか、単なる粘着だと思われるのか、粘着を装った粘着だと思われるのか、単に馬鹿だと思われるのか、純度の低いつまらない境界例だと思われるのか、他者との境界を邪魔に思うふりをする自閉症だと思われるのか、まあひとつ言えるのは、今まで書いたことが真実であるということだけだよね。












上は読み飛ばしていいよ。だがこれだけは言わせてくれ。



「役に立ってる」と言う物言い。


それに限らず、「彼は、彼女はいい人だよね」、「僕は彼を尊敬してます」、「あの作品は素晴らしい」、「彼は天才だ」、「彼は優秀だ」、「あれは、これは面白い」、「私はこれを評価する」、「私はあれが、彼が、彼女が好きだ」




こういった、賛辞はそれが何かを評価する以上、常にその対象を原理的に「下」に見ているという風に考えてみてくれ。





「役に立つ」なんてその最たるものじゃないか。


誰かに「お前は役に立つ」なんて言われてみろよ。
傷害事件に発展しかねないよ。





だから、君が哲学を愛するのであればそんな風に思うのはおかしよ。


ノーベル哲学賞なんて無いだろう?


そもそも、理念や信条、ルールといったものに論理を与え、読み解く学問を誰かが評価することなんてありえないのさ。評価できないんだよ。誰にも。それが哲学である以上。


「哲学」という明証自体が「精神世界の帝王」という名前のようなものなのさ。


言ったもん勝ちという意味じゃないよ。



帝王だって、精神世界を守る為に戦って「勝た」なきゃいけないんだから。
君のきらいな勝ち負けは、君が最後に目指すべき境地なんだ。ないがしろにしちゃいかん。






ここまで書くのに約一時間。それくらい費やせば、この程度のこという権利はあるよな、帝王にも。


って、長文かいてる間に、あーーーーーーー!!記事が消えてる!!消したね!wodd君。ていうか帝王見れてラッキー。また空回ってしまった。しかも近年稀に見る空回りっぷりだ。帝王すげー。