PSN障害に関して思うこと
この件に関してトヨタのリコール問題と関連付け、日本のものづくり産業が持つ潜在的な問題点として議論をする人たちがいるが、まったくもってその通りなので、ここでもそういうスタンスで行きたいと思います。
ていうかさー、これ本体のバグだったわけですよ。
内蔵時計の不具合。
しかも、最新型では解決されてて、初期型もこれまでに修理した経歴のある機械では起きなかったらしい。
つーことはさー、これ最初からわかってたわけじゃん。2010年の2月28日-3月1日でこの不具合が発生すること。
公式ホームページじゃ、さも急いで対応に追われてる感じを演出してたけど、絶対SONYのひとみんな帰ってるよ。
だって、次の日になれば自然に治るの分かってるんだもん。
そこがマジで気に入らない。
あらかじめ分かってるなら、ユーザーに告知しておけよ!
そしたら、確かにみんな呆れるけど、僕がここまで怒る事無いもん。
で、なんでこれが自動車のリコールと関係あるかっていうと、
日本人ってミスしないために働いてるんだよね。
だから、設計ミスや、ミスとまでいかなくてもちょっと不安だなってことは隠そうとするし
問題はめったに起きないけど、起きたら全力でごまかそうとするんだよね。
大半のケースは、それでうやむやになるし、今回のPS3だってあと2、3日したらみんな忘れるよ。
ただ、日本のものづくりはミスしないようにやるから、一見すると高品質に見えるけど、
シャレにならない不具合が潜んでる可能性があるってことを忘れないほうがいい。
正直、ミスや失敗をアプローチの結果の過程としてとらえる文化が日本で成熟しないうちは
日本人は原子力発電所だけには手を出さないでほしい。