ロマ族
フランスのロマ族強制退去がかなりの批判を集めている。
当然だ。いままでフランスは移民にやさしい国だとか、人権や正義を守る国だとか
おきれいなことを言っておきながら、ふたを開けてみればナチスドイツと髪の毛先ほどしか変わらないセンスしか持ち合わせていなかったことをアピールしたからだ。
移民だって、安い労働力を雇用保険が高い自国の労働者の代わりに使いたかったからにすぎなかったと言われても、反論できないだろう。
(とはいっても、移民の2世、3世がエリートコースに乗れるだけの教育制度と環境がまだ残っているのは事実だが。まだ大学タダだし。)
ひるがえってみると、日本でも清潔ファシストによる街の浄化運動が見ていて気分が悪い。
いいじゃねぇかよ、ホームレスくらい。
街は税金払っている人のためだけのものじゃない。ロマ族だってカラスだってハトだってネズミだって、野良ネコだって、ホームレスだって、地面が一続きになっている以上、街はみんなのものだ。それを無理やり追い出すのは清潔ファシストの傲慢だ。
今の都知事は、その辺の清潔ファシストから票をもらっているから、大手町のオフィス街の屋台とかも警察に追い出されるし、六本木のバーも東京オリンピック招致とかの関係で一掃されたし。
ありふれた言い方だが、汚いものも綺麗なものも合わせて街だ。人が集まれば犯罪も増える。大事なのは自分がどう生きるかということだけだ。愛は違いを認めるところから始まるって瀬戸口君(ガンパレ)も言ってたよ。
新宿でぼったくられた時のカードの借金がまだ返し終われてない帝王が言うんだから間違いないよ!(血)